コンテ(キャラクターや動きのイメージ)を作ろう

クレイアニメでつくりたいキャラクターやストーリーなどを紙に描き、 アニメーションのイメージをつくるようにしましょう。
これが作品の設計図となるのでじっくりと構想を練っていきましょう。
おおまかに作品の時間を決めて、どのシーンでどれくらいの時間やコマ数を使うかも決めておくと撮影もスムーズにいきます。

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キャラクターを作ろう

クレイアニメのキャラクターやアイテムは”クレイ”アニメなのでねんどで作ります。
ただし、ねんどといってもいろいろな種類があって、作るものによって適したねんどが違います。
ここでは用途によって適したねんどを紹介していきます。

【動きの大きなメインのキャラクター向き】
クレイトーン(油ねんど)

クレイアニメメインキャラクターはプロの現場でも定番中の定番であるクレイトーンがおススメです。
このねんどは自然乾燥で固まらず、それでいて長時間の撮影でも型崩れしないコシの強さを持っているので、動きのある作品を自由自在に作れます。
さらに色もとても多くの種類があって、作りたいものにあったものを選んで作ることが出来ます。

【動きを固定したキャラクターなど向き】
紙ねんどや樹脂ねんどなどの形を固定できるねんど

紙粘土は自然乾燥により固くなるので、撮影の中で形を変える必要のないキャラクターを作るのに適しています。
またケイトポリクレイなどの樹脂ねんども同様に乾燥すると丈夫になるため適しています。
キャラクターの関節部分にアルミ線などを使用すると、その部分だけ動くようにすることが出来ます。

【背景パーツ向き】
ウイングシルクなどの軽量紙ねんど

軽量紙ねんどは自然乾燥によって固まるとても軽くて扱いやすい粘土です。発泡スチロールやダンボールに巻きつけたり、着色や混色も容易に出来るため背景に使う小道具に適しています。
木や花などのパーツを作る際は針金を芯材に使用して、土台に突き刺せるようにしておくととても便利です。

舞台を作ろう

舞台を制作することで、アニメーションの雰囲気も変わります。
ここでは立体的な舞台の作り方を紹介します。
舞台の素材には発泡スチロールの板と紙ねんどを使用します。発泡スチロールであれば針金や竹串を刺すことが出来るので、キャラクターや背景パーツを手軽に配置&固定することが出来ます。
また、加工も容易なので、部分的にくりぬいてターンテーブル等のギミックを埋め込むことも出来ます。
大まかなデザインが決まったら絵具などで直接に下絵をかいて、紙ねんどをこすりつけるように薄くはっていきます。
紙ねんどを使用することで細かい凹凸や模様をつけることが出来ます。

山などの大きなものを作るときもスチロールを中に入れておくと、上に他のアイテムを乗せやすくなり、より多くのケースに対応できます。