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ねんどのことでご質問がありましたら、上記のリンク先のページよりお願いします。HPスタッフがすばやくお答えさせていただきます。

 ねんど全般的によくある質問

1.粘土の種類はどう選んだらいいのか

  油ねんど、紙ねんど、土ねんど、種類によって少しずつ違います。油ねんどは乾燥により固まらず、何度でも使用することが出来ます。紙ねんどは自然乾燥させることで固くなるので、展示用の作品を作ることが出来ます。土ねんどは自然乾燥で固まっても水をくわえて練り直すことで再度使用することができます。
  用途にあったねんどを探している方は下にある診断ソフトでぜひ試してみてください。

2.使用中の注意点

  ねんどを使用する前後にはしっかり手を洗いましょう。ねんどは色が移りやすいため、汚れた手で捏ねてしまうとせっかくのねんどの色が悪くなってしまいます。油ねんどや土ねんどのような繰り返し使えるねんどは埃や異物が混入されると、ねんどの質が落ちてしまうため一層注意が必要です。

3.固くなったねんどの再生方法

  紙ねんどは時間がたつと、全体的にバサバサして伸びが悪くなってきます。水を練りこんだり、軽量ねんどにはハンドソープなどを入れて練ることで少しなら戻りますが、完全に元通りにはなりません。そういったねんどは芯材や土台部分としての活用を検討してみてください。

4.残ったねんどの保存方法

  油ねんどは埃がつかないように蓋のできる容器に入れて、直射日光があたらないところに保存してください。油ねんどは2~3年を目安にご使用ください。紙ねんどは霧吹きなどで少し水分を含ませたうえでラップなどに包み、密閉できる袋に入れて保存してください。一度固くなってしまうと元には戻らないので、使う分だけ出して残った分は袋に入れておくと柔らかい状態が長持ちします。

5.ねんど作品を飾る時のポイント

  紙ねんどはあまり日のあたらないところに飾ってください。ケースに入れて、埃がつかないようにしておくときれいに保存できます。
また、表面の質感は変わりますが、ニスを塗るとより長持ちします。

「ぴったりなねんど診断ソフト」
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Q1
ねんどの使用用途は?

 ねんどの種類別の質問

紙ねんど

軽量紙ねんど

液体紙ねんど

油ねんど

土ねんど

ひなたぼっこ

クレイトーン

ケイトポリクレイ

紙ねんど

Q,紙ねんどってどんな粘土?

A,紙ねんどとは炭酸カルシウムやのり剤を主原料として、それにパルプを混ぜたものです。ひび割れが起きにくく、芯材にもよくつき、可塑性にも優れているためたいへん使いやすいねんどです。自然乾燥により固くなるので保存する作品つくりに適しています。乾燥後に削ったり盛ったり着色したりすることができるタイプもあります。耐久性はそれほど高くなく、強い衝撃と水には気を付ける必要があります。

Q,紙粘土の着色には何を使ったらいいですか?

A,弊社のサンプルの着色は水彩絵具でしています。アクリル絵の具でも大丈夫です。

Q,紙ねんどに絵の具を練りこむことは出来ますか?

A,どの紙ねんどにも練りこむことが出来ます。使う絵の具は水彩でもアクリルでも可能です。手に付かないように少しずつ混ぜて色を調整してください。

Q,違う粘土同士を混ぜることができますか?

A,シルククレイにサープルを加えてならしやすくしたり、ウッディにシルクをくわえて木の風合いの作品に強度をあげるといったように、お互いのいいところを足すために別のねんどをまぜることがあります。質感を出しつつ軽量の作品にするために重いねんどと軽いねんどを混ぜる場合、すぐに使わないとねんどの質が変化して使えなくなることがあるので、使い切れる量だけ混ぜるようにしてください。

Q,フィギュア作りに適した紙粘土はどれですか?

A,おすすめはサープルです。サープルはねんど同士のくっつきが良く、とても馴らしやすいねんどです。丈夫さもあるので細やかな表現にも適しています。また、人形のドレスなど薄く伸ばして作る場合はより丈夫なシルククレイがおすすめです。

Q,紙粘土と石粉粘土はなにが違いますか?

A,パルプを使用している粘土を紙粘土、石粉を使用している粘土を石粉粘土と呼んでいます。ただし石粉もパルプも使用している粘土もあり、弊社の粘土ではクライフトクレー白鳥・シルククレイ・サープルは石粉粘土でもあります。石粉を使用している粘土は乾燥後により固くなりやすい性質があります。

Q,授業でジオラマを作りたいのですがどんな順序で何を使ったらいいですか?

A,弊社では主にサープルをつかって大型作品を製作しています。色ののりも良く、制作後に磨く削るといった加工も出来るので使いやすいと思います。作り方ですが、まず芯材(段ボールやベニヤ板)をつかって土台をつくります。高くしたいところは発泡スチロールやペットボトルなどをつけておおまかな形をつくっておくとねんどの使用量を抑えることが出来ます。次に練っておいたねんどを木工用ボンド使って、芯材につけていきます。ねんどの土台ができたら、その上から細かな部分を製作していくとよいとおもいます。ねんどの接着部分が小さいときは、あらかじめ継ぎ目に針金や竹ぐしなどの芯材を刺しておくと作業がやりやすくなります。

Q,紙粘土で作品を作る際にその表面が乾燥してくるまでの時間は?

A,ねんどの種類や、制作現場の環境にもよってくるのですが、だいたい1時間~1時間半程度たつと、ねんどの表面が乾燥し始めてパサパサしてくるので、基本的に使わないねんどはすぐに保存袋などにしまうように心掛けてください。もしパサパサしてきてしまった場合は水やハンドソープをねんどにつけることである程度柔らかくすることが出来ます。

Q,紙粘土の作品が乾燥して、完全に固まるまでの時間は?

A,制作中同様、ねんどの種類や制作現場の環境により変わってくるのですが、紙ねんどの場合は2日くらいで押しても形が変わらない程度に固くなり、3~4日くらいで完全に固まります。

紙ねんどの使い方が知りたい人におすすめの動画です。

ねんど工作であったら便利な道具を紹介しています。

軽量紙ねんど

Q,軽量紙ねんどってどんな粘土?

A,軽量紙ねんどとは有機微小中空球体とパルプや繊維をまぜたものです。ねんどが手につかず、また非常に軽くて、柔らかいので小さい子供でもとても使いやすくなっています。通常の紙粘土同様、自然乾燥により固まるので保存する作品つくりに適しています。芯材への付きがよく、またねんども垂れにくいので、色々なものと組み合わせて作品を作ることができます。耐久性は低く、強い力を加えると破損してしまうので保存環境には気を付ける必要があります。

Q,乾燥後に着彩するには何を使ったらいいですか?

A,水彩絵の具、アクリル絵の具が使えます。ただし、筆で何度も同じところをこすっているとほんの少し表面が溶ける恐れがあるので、その点には気を配ってください。色を塗り重ねるときは完全に乾いてから塗ってください。また、マーカーや蛍光ペンでねんどをなぞることで色つきねんどをつくることもできます。

Q,購入してから2年たった粘土は使えますか?

A,2年前の天使のねんどは表面がパサついて全体にかたくなっていると思います。ハンドソープなどを加えて練ってみてください。それでもバサバサしてまとまりにくいようなら、作品をつくるのは難しいかと思います。芯材や大型作品の土台にして何かを刺すのにつかったりというような使用方法を検討してみてください。

Q,粘土作品は時間経過によりヒビがはいったり変色したりしないでしょうか?

A,ヒビは乾燥前にすじがなければ乾燥してから入ることはありません。すじができてしまったら水をつけてこすって、ねんどを馴らしてから乾燥させてください。またヒビが入ってしまった場合はその部分にねんどやボンドを入れて補修すれば大丈夫です。変色は日の当たるところにねんどを飾った場合、マーカーで着色した部分や水彩絵具などを練りこんだことろで発生することがあります。作品は出来るだけ日の当たらないところに飾って楽しんでください。

Q,軽量の紙粘土で作品を作る際にその表面が乾燥してくるまでの時間は?

A,軽量ねんどは普通の紙ねんどよりも水分量が少ないなどの理由から、少し早く乾燥します。ねんどの種類や、制作現場の環境にもよってくるのですが、だいたい30分程度たつと、ねんどの表面が乾燥し始めてややパサパサしてきます。そうなった場合は水やハンドソープをねんどにつけることである程度柔らかくすることが出来ます。ただしどうしても長時間になると使いにくくなる問題は避けられないので、基本的には使わないねんどはすぐに保存袋等にしまうように心掛けてください。

液体紙ねんど

Q,ホイップねんどの切り口の大きさと形は?

A,マヨネーズチューブの切り口と同じような星型で直径は1.2mmくらいです。ゆっくり絞っていただくと5つの角のたったホイップクリームの形になります。また、なめらかホイップねんどJrは使う方が自身の好みの大きさや形に切ってお使いいただけます。

Q,ホイップねんどの保存期間は?

A,未開封のホイップねんどの使用期間は2年くらいです。時間がたちすぎると固くなりますので、購入後は出来るだけ早く使用してください。

Q,ホイップねんどの強度は?

A,このねんどは通常の紙ねんど同様、強い糊材は使用していません。乾燥後であっても、芯の入っていない作品は手で折ることができる程度の固さとなります。

Q,ホイップねんどJrの保存方法は?

A,三角形の先の切り口のところをテープなどでしっかり密封してください。次回使うときにテープを好きな大きさにきって使ってください。先のところが固くなっていたら、その部分だけ押し出して柔らかい部分つかってください。

油ねんど

Q,油ねんどってどんな粘土?

A,油ねんどとはカオリン等の鉱物粉と植物性油、鉱物性油を混ぜて作られたものです。自然乾燥により固くならず、コシが強くて伸ばしやすいので可塑性に優れています。何度でも作り直して遊べるので粘土遊びに向いています。またその可塑性や離形を生かして、フィギュア等の型取りに使用することもできます。乾燥しないので保存用の作品作りにはあまり適していません。

Q,油粘土に油絵の具を練りこむことはできますか?

A,ほいく粘土とポピー油土に三色の油絵具をそれぞれ練りこんで見た結果、練りこむことができました。ただし、絵の具を練りこむことでねんどの性質が少し変わってしまうため、繰り返し使う場合はあまりおすすめ出来ません。

Q,油を練りこむことで油粘土を柔らかくすることは出来ますか?

A,油ねんどの中の油は混ぜているだけでなく化学反応させて作っているので、ただ油を練りこんでもあまり効果はありません。

Q,かたくなった油粘土を柔らかくする方法はありますか?

A,ねんどは冷えると固くなり、温めると柔らかくなります。ポリ袋などに入れて、お湯の中で温めていただくと柔らかくなります。その際、ねんどが直接お湯に触れないように注意してください。お湯の温度は、お風呂より少し熱い程度が適温です。沸騰するような高温は避けてください。他にも、暖かいお部屋に置いておくだけでも効果はあります。

Q,油粘土はどのくらいの期間使用できますか?

A,油ねんどは2~3年を目安にお使いください。油ねんどは自然乾燥で固くなることはありませんが、数年たつと表面から酸化乾燥して、全体にパサパサして固くなってきます。ねんどの廃棄はそれぞれの自治体にお問い合わせください。

Q,プラスクレイとは?どんな粘土ですか?

A,成形油粘土、彫塑彫刻用モデリング粘土です。天然の土を使用しているので可塑性に優れており、細かい細工を施しやすくなっています。また石膏からのはがれもよく、流し込み時の放熱にも耐えることが出来るので型取りの原型にも適しています。

土ねんど

Q,土ねんどってどんな粘土?

A,土ねんどとは粘土層から掘り出したねんどに少量の砂を混ぜて作られたものです。原料によって焼成できるものとそうでないものがあります。自然乾燥により固くなりますが、水を加えることでまた柔らかくなるので、貯蔵容器等で適切に保存することで繰り返し使用することができます。この点から粘土遊びや造形の練習に適しています。可塑性に非常に優れ、ねんどのくっつきもよいので立体造形や動きのある作品つくりに向いています。収縮率が高いので芯材を使用するとヒビが入りやすい点には注意が必要です。

Q,余った土ねんどの保存方法は?

A,余ったねんどは埃がつかないように蓋がついている入れ物に入れて保存してください。埃や異物はねんどの質を劣化させる恐れがあるので必ず清潔な入れ物を選んでください。次にねんどを使う際に少し固くなっている様でしたら霧吹きなどで少しずつ水を含ませて練って使いやすい固さにしてから使用してください。

Q,ブロンズ粘土で芯材を使った作品は作れますか?

A,ブロンズ粘土は天然の土を練って作られている土ねんどです。キメがとても細かく、また乾燥の際の収縮率が高いため、芯材をいれると乾燥の過程で割れることがあります。これは芯材とねんどとの比率や分量が重要であり、例えば2cmの円柱に針金程度の芯材ならば大丈夫です。

Q,完全に固くなった彫塑用粘土テクニーを柔らかくするには?

A,ねんどに水を加えると柔らかくなります。水を貯めたバケツにねんど表面がとろっとなるくらいまで(数時間くらいかかります)浸して、取り出したものをラップやビニール袋で包んで1日程度おくと水分が中にとりこまれて柔らかくなります。柔らかくした後はよく練って全体の固さを均一にしてください。柔らかさが足りない場合は霧吹きなどで少しずつ水を加えて練ってみてください。弊社YouTubeでもやり方を紹介しておりますので気になる方はこちらをご覧ください。

Q,彫塑用粘土テクニーに着色することは出来ますか?何を使えばいいですか?

A,彫塑用粘土テクニーは水彩絵の具やアクリル絵の具で着色することが出来ます。ただし、絵の具を混ぜてしまうと再利用が難しくなってしまうので注意してください。

Q,彫塑用粘土テクニーやブロンズ粘土は窯にいれて焼けますか?

A,彫塑用粘土はキメの細かい土ねんどのため窯で焼成するとひびが入ったり割れやすいです。あまり焼成はおすすめできません。

固くなった土ねんどを元に戻す方法を紹介しています。

ひなたぼっこ

Q,ひなたぼっこはオーブンなどで焼いたほうがいいのでしょうか?

A,ひなたぼっこは焼かなくても自然乾燥だけでとても丈夫な作品になります。逆に焼成することにより作品にひびが入るといった危険もありますので、焼くことはしない方がいいでしょう。

Q,屋外での作品展示はできますか?

A,雨にあたっても、溶けることはありません。ただし濡れているときはやや硬度が落ちるので、その状態の時は強く押したりこすったりはしないでください。また乾いたら元の固さに戻ります。

Q,苗を植えて、水やりはできますか?

A,問題なく行うことが出来ます。ただし常時水に浸っているような植物を植えるのには適しません。また、受け皿を利用する場合は皿に水が常にたまっているといった状態は避けてください。

Q,色は塗れますか?

A,はい、着色することは可能です。屋外作品を作る場合は耐水性のあるアクリル絵の具を使用してください。

Q,絵の具を塗りこんだ場合、強度に影響は出ますか?

A,ひなたぼっこは乾燥すると大変丈夫になりますので、練りこんでも問題はありません。

Q,お香たてのような用途の作品を作る事は可能でしょうか?

A,作ることは出来ますが、直接火種に触るような作品の場合、ねんどに樹脂成分が含まれていますの焦げることがあります。ねんどが燃えることはありません。

Q,ひなたぼっこで型抜きを使うことは出来るでしょうか?

A,使うことは出来ます。ねんどをうすく伸ばして型抜きを使用することで簡単にキーホルダーなどのアクセサリーを作ることが出来ます。詳細は「ひなたぼっこで遊ぼう!」のページで紹介しています。

Q,屋外展示をするうえで気を付けたほうがいいことはありますか?

A,ひなたぼっこの置物を長期間(4カ月以上)雨が直接当たる場所に置いておくと少しずつひび割れが出来る場合があるので、作品は出来るだけ屋根がある場所に置いておいてください。1カ月くらいの短期間でしたら問題はありません。また、万が一ひび割れてしまった場合は乾燥していない粘土を切れ目にすりこむことで簡単に補修することが出来ます。

クレイトーン

Q,クレイトーン・プラスタリーナの違いはなんですか?

A,ねんど自体は同じですが量や色が違っています。たくさんの作品をつくるときは分量の多いプラスタリーナがお得です。クレイトーンは1色の分量がプラスタリーナの1/4なので、たくさんの色を試したいときや少量しか使わないときはこちらを選んでください。

Q,カラーはどれくらいありますか?

A,プラスタリーナ(約453g)が20色、クレイトーン単色(約114g)が18色、クレイトーン4色セット(約453g)が12組あります。

Q,手に付いたクレイトーンの落とし方は?(使い始めと終わった時の注意点)

A,ベービーオイルなどをあらかじめ手に塗ってから作業をしてください。違う色を使うときや作業後もベビーオイルなどを塗って、色を浮かせて拭き取ると簡単に色を落とすことはできます。その後、石鹸で手をよく洗ってください。

Q,クレイトーン・プラスタリーナは溶けますか?

A,湯煎(ねんどを容器に入れ、容器ごと湯の中で間接的に熱すること)に掛けると65度くらいですぐ溶けます。溶けてからも油分が分離しません。クレイオーブン(長時間かけて80度くらいにあげる特別のオーブン)に入れても大丈夫です。溶けたねんどは型取りに使うことができます。

ケイトポリクレイ

Q,ねんどを使う際に気をつけることは?

A,ケイトポリクレイはとても固いので、必ず柔らかくなるまで練ってください。

Q,オーブンでの焼成時間は?

A,温度時間調節のできるオーブンを使用して120~130度で温めた場合、2cm丸くらいの大きさのもの30分程度かかります。大きさにより変わるので1度焼いてから様子を見てください。足りないようでしたら再度焼成することもできます。

Q,ねんどの保存方法は?

A,ほこりがつかないようにラップなどで簡単に包み、ふたのできる容器に入れて日の当らないところにおいてください。1年以上保存することができます。